気軽に、本格的に。将棋に親しめる「えんだい将棋教室・クラブ」

「最高の頭脳ゲーム」「盤上の格闘技」等々と評されてきた将棋は、 子供から大人まで、初心者から高段者まで 誰もが楽しめる奥深い日本文化です。 NPO法人えんだいでは、 初心者から有段者まで学べる子供向け将棋教室と 60歳以上を対象とした将棋クラブを揃え、 将棋を通した地域社会への貢献をこれからも続けて参ります。

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大会に参加しましょう!~連載③大会こぼれ話~

連載最終回では大会のこぼれ話を。

まずは付き添い時の必携グッズについて。

何はともあれ、暇つぶしができるものを持参しましょう。スマホでも本でも、何でもいいです。

 

次に昼食。

子どもの棋力が低いうちは残念ながら午前中に敗退することもありますが、棋力が上がってくると

午後まで勝ち進めるようになるので、そうなると昼食の用意が必要です。 

昼食休憩のタイミングや所要時間は大会の進行次第なので、お弁当を持参するか、買い出しに行くか、

という二択が多いように思います。

スポンサーがつくような大きな大会であれば、会場周辺にコンビニなどがありますが、

公民館で開催されるような大会の場合は、周辺にコンビニがないことも。

(公民館って、意外と不便な場所にあったりしますよね)

お弁当持参でない場合は、予め周辺をリサーチしておくことを強くお薦めします。

 

昼食は対局会場で盤と駒を片付けて食べたり、あるいは昼食用にスペースが開放されることも。

意外と皆さんリラックスモードで、どことなく遠足気分すら漂います。

そのうち、早めに食べ終わった子が練習対局を始めたり、将棋本を読み始めたり。

大会に慣れてくると、だんだん顔見知りが増えて他教室の子どもや保護者と知り合いになったりすることもあります。

いろいろな情報が入ってきて、それはそれでなかなか楽しかったりもします。

 

そうは言っても大会ですから、負けて泣く子もいれば、大喜びする子もいます。

多かれ少なかれ、みんなそういう悲喜こもごもを経験して強くなっていくのではないでしょうか。

見守る親の方もハラハラさせられますが、えんだい創立者の萱間治郎先生は、

「子どもは一局一局、一生懸命に戦っているんだから、負けても親は叱ったり、怒ったりしちゃいけないよ」と

仰っていました。

 

とにかくたくさんの大会に出て経験を積みましょう。

そして、そこからいろいろなことを学んで、将棋だけでなく心も強くなれるといいですね。

大会に参加しましょう!~連載②大会ってどんな感じ?~

将棋大会の雰囲気はどのようなものか。

初めての将棋大会は、子どもだけでなく親も緊張しますよね。
ここでは大会の大まかな流れについて書かせていただきます。
大会は主に3つのタイプに分けられるように思います。

①スポンサーがつくイベント色の強い大会
②子ども将棋界の日本一を決定する大会
③小さな規模で行われるローカル大会

①の場合、参加者が100人をゆうに超え、会場も大規模になることが多く、
中には撮影が入るものもあります。
プロ棋士がゲスト出演したり、参加賞がもらえたり、抽選会があったりと盛りだくさんなので、
初心者にはこのタイプから参加するのがお薦めです。

②には、プロ棋士の登竜門とも言われている『さなる杯小学生将棋名人戦予選』や
『倉敷王将戦予選』があります。地方予選を経て、エリア代表が全国大会へと勝ち進む形式で、
決勝戦はそれぞれ将棋に縁の深い土地で行われますが、予選大会に関しては、
地域の公民館などで行われることが多いです。

③は将棋連盟の県連支部が主催の『〇〇市子ども将棋大会』や、将棋教室が主催する
『〇〇将棋教室大会』など、やや小規模なものです。これも公民館などで行われます。

電車で大会に行く時におもしろいのが、駅を降りると“それっぽい”子どもを見かけること。
気づけばみんな将棋キーホルダーをぶら下げていたり、手に詰将棋の本を持って
歩いていたりするので、思わず頬が緩みます。みんな将棋が大好きなんですね。(^_-)

会場にたどり着くと、受付には既にたくさんの人が。
開場時間になると参加費を払い(無料の大会もあります)、名前・クラス・番号を確認して、
対局カードを受け取って着席。
中には着席するとすぐに練習対局を始める子どももいるので、
トイレなどは早めに済ませた方が良さそうです。
飲み物も忘れずに!
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開会後の​​​​​​​​​​​​​流れは概ね以下の通りです。​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​

①主催者挨拶
②ゲストの話
③ルール説明
④対局開始 → 午前中に4~5局指すのが主流です。
⑤予選終了 → 敗退した子はここで帰ってもいいし、残って観戦しても。
⑥昼食休憩
⑦決勝トーナメント → ここからはサドンデス!
⑧表彰式

ケース・バイ・ケースですが、大体こんな感じ。
対局方法も大会によって​​「スイス式」「ノックアウト式」「採点式」など、​様々です。
朝から始まって、表彰式が終わるのは16時を回ることも珍しくありません。
大会の日は一日仕事ですね。親も子どももお疲れさまです!

大会に参加しましょう!

連載①:将棋大会を検索!

「大会に出ると将棋のI.Qが上がるよ」

えんだい創立者の萱間治郎先生は、常々こう仰っていました。
「教室で毎週同じ相手とばかり指していても、そう強くはならないよ。とにかく大会にたくさん出なさい。
大会に出るなら教室は休んでもいいからね」と。

 

大会という“大海原”に出ることで、今の自分の実力を知ることもできます。
そして、「世の中には自分よりもっと上がいる」という刺激を受ける効果もあります。
そう、大会は謂わば“模擬試験”のようなものかもしれません。

 

そうは言っても、将棋大会をどうやって探せばいいのか、
初心者が気軽に大会に出てもいいものなのか、親にとってはわからないことが多いですよね。
その辺りも含めて、将棋母(はは)の視点から、子ども将棋大会の雑感を書かせていただきます。

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まず、どうやって大会を探すのか。
我らがえんだい将棋教室のある千葉県には、日本将棋連盟千葉県支部連合会のサイトがあります。
http://www.shogichiba.com/index.html:
ここの「大会案内」には、月間の大会情報がかなり先まで掲載されています。
千葉県内だけでなく、近県の大会情報もアップされていますので、とても便利です。

 

また、『千葉の将棋情報』というブログにもとても助けていただいています。
http://blog.goo.ne.jp/hisabisa45
こちらは大会情報だけでなく、開催の注意事項や大会の結果もアップされていますので、
私は千葉県連サイトとセットでチェックするようにしています。
さらには、埼玉や神奈川など、近隣の他県連サイトもチェック。
熱心な子どもだと、多少の距離なら遠征して大会に参加しているケースも。
中には新幹線に乗って、遠方から駆け付ける強者もいます!本当です(^^;;

 

大会の参加頻度が上がってくると、親も子もだんだん顔見知りが増えてきます。
そうなると、口コミで「〇〇の大会、知ってる?」とか、「〇〇の大会は参加費にお弁当込みだよ!」とか、
貴重(?)な情報が入ることも多々あります。
これらの情報網を駆使して、大会のスケジュールを組み立てるのです。

 

子ども将棋界では夏休みが一番の大会シーズンです。
宿題や旅行の合間を縫って、5つ・6つと大会参加する子どもも少なくありません。
将棋母同士で、「夏休みは親兄弟よりも顔会わせてるよね (^-^; 」なんて冗談が出ることも。
来年の夏休みはいくつの大会に参加できるか、今から楽しみです。

プロ棋士に学ぶ上達のコツ

将棋世界2014/8月号
森下卓
アドバイス
アマ3級から三段

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詰将棋なら3手から7手詰の手筋物をたくさん解く
1問につき5分考えればいい
詰まなかったらチェックをつけておいて答えを見る
1日3題やれば十分です。
次の一手問題なども同じ要領でやる
テレビ将棋を見て、ネット中継を見る
これだけで3段までは行けます
アマ四段以上

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プロの棋譜を毎日1局見る
ネットでも何でもいいから週に1回は実戦を指す
1つの戦型でいいから、本を1冊買って定石をしっかり覚える。
矢倉でもいいし、石田流の本でもいい。
1つだけやりこんでみる。それで4段になれます。
ここまで来たら、プロの将棋をみても十分楽しむことができる。